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「3時間耐火」木の柱、開発 山形の住宅建築会社 /山形県

 山形市の住宅建築会社シェルターが、火事になっても焼け落ちない「3時間耐火」の木の柱を開発した。昨年12月22日付で国土交通大臣認定を取得し、15階以上の建物に求められる基準をクリアした。すべて木造のビルや大型施設の建築が可能になる技術だという。

 山形市内で記者会見した木村一義社長(68)によると、角材の柱に石膏(せっこう)ボードを巻き、その上に木材を貼り付ける3重構造の柱。約千度の炉で3時間燃やした実験でも、表面の木と水を含む石膏が柱を守った。そのまま9時間放置した後も、中の角材には焦げ目が付いていなかったという。
 同社はこの仕組みで2009年に特許を取得。13年に「1時間」、14年に「2時間」の耐火柱や壁などを作った。今回の「3時間」で建築基準法上も高層建築を木造にできるという。木村社長は「日本には、神社仏閣など世界に冠たる木造建築の伝統がある。防火性、安全性が求められる近代建築でも、木造のまちづくりを進められる」と話す。
 同社は一般社団法人日本木造耐火建築協会の会員向けに作り方などを伝える方針。工事現場で材料を合わせて作ることが可能で、特許料はとらないが、使った柱などの量に応じて収入を得るという。
 安達広幸常務(51)によると、今のところ東京都内の11階建てビルや、9階建ての大学寮などの商談が進んでいるという。コンクリートを乾かす手間などが必要ないことから工期の短縮も見込め、「鉄骨やコンクリート造と比べても、コスト面でも合理性がある」とみる。

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