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絶滅危惧種の新たな生息地、1年弱で発見 岐阜高生が受賞 /岐阜県

 絶滅危惧種のカスミサンショウウオを研究する県立岐阜高校(岐阜市)の生徒が、12月にあった「第15回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2017)」で科学技術振興機構賞に選ばれた。世界で活躍する科学者や技術者をめざす高校生が研究成果を競う大会で、同校自然科学部生物班の都竹優花さん(2年)、坂井雄祐さん(同)、土田康太さん(同)が表彰された。
 3人は社会インフラや防災計画などに活用される「地理情報システム(GIS)」と、自然環境の水や土壌に残される生物の痕跡である「環境DNA」を組み合わせ、カスミサンショウウオの新しい生息地を発見した。県内では2016年3月までに3カ所だけで生息が確認されており、3人は3カ所から「植生割合」「標高」「傾斜度」などのデータを抽出し、GISで分析。似た特徴を持つ県内5カ所を発見し、生息地の候補とした。
 17年3月、GISで導き出した生息候補地5カ所のうち、環境DNAが検出された海津市内の場所を調べ、水田近くの水たまりの中で1対の卵の袋を発見。都竹さんは「本当に見つかるとは思わず、びっくり」。3カ所目の生息地が見つかるまでは約30年を要したが、4カ所目の発見まで、わずか1年足らずだった。
 3人は新発見に留まらず、卵を保護し、孵化(ふか)した幼生を放流。新規生息地を地図上で配列解析したり、未来の生息適正地を予想してモデルを作成したりした。坂井さんは「大きな大会で評価されてうれしい」、土田さんは「歴代の先輩から続いていた研究が認めてもらったという思いです」と喜んだ。

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