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湿地の恵み刻む写真作品を募集 ラムサール登録10周年、大山上池・下池 /山形県

 鶴岡市北西部の「大山上池・下池」が、県内唯一のラムサール条約登録湿地となってから今年で10周年。湿地周辺を自然学習フィールドとして活用する「庄内自然博物園構想推進協議会」(事務局・鶴岡市環境課)が、記念の写真コンテストを開く。「湿地の恵み、自然や生き物と人間との関わりなどに興味を持ってもらうきっかけにしたい」と担当者は話している。
 上池(15ヘクタール)と下池(24ヘクタール)は、江戸時代に農業用の貯水池などとして築造された。多くの水鳥が生息し渡りの中継地にもなっており、2008年10月に登録された。近くの高館山や都沢湿地を含む一帯では、200種を超す鳥類の生息が確認されている。
 募集するコンテスト写真は、こうした一帯の自然環境を写したものが対象。季節は問わず、登録前の古い写真も受け付ける。湿地近くに住む自然写真家の太田威さんが審査委員長を務めて、計10点の入賞作品を選定する。入賞作品を巡回展示して、冊子やパンフレットに使用することも検討している。
 募集期間は7月23日~8月24日。問い合わせは鶴岡市環境課(0235・25・2111)へ。

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