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復旧半ば、なお1300人仮住まい 九州北部豪雨から半年

 福岡、大分両県で計39人が亡くなった九州北部豪雨から5日で半年。被害がひどかった地域では、将来像はまだ描けていない。
 福岡県朝倉市の道目木(どうめき)集落(17世帯)。土石流で川沿いの家や道の大半が流され、4人が亡くなった。被災直後はほとんどの世帯が集団移転に賛成したが、足立久美子さん(71)は11月半ばにほぼ無事だった高台の家に戻り、1人で暮らす。「もう住めるとは思えなかった。でも、秋口に電気が通ることになって帰れるかなと」。集落に戻りたいという人が増えている。
 豪雨では、朝倉市でなお2人が行方不明のまま。昨年12月に1人が災害関連死と認定された。福岡、大分両県で1300人近くが、仮設住宅などでの仮住まいを余儀なくされている。

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