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マリモガイドツアー具体化へ PT方針 /北海道

 阿寒湖(釧路市)で約半世紀ぶりとなるマリモ生育地へのガイドツアーを議論している「マリモの保護と活用に関するプロジェクトチーム(PT)」は18日、来年度からの活動方針を決めた。今後、具体的なガイドツアー案を策定する。
 活動方針では、マリモ生育地のチュウルイ湾周辺のガイドツアーについて、既存の林道を活用する「陸路」、既存の航路と林道を使う「水路+陸路」、湖の凍結期にモービルなどで移動して観察する「冬場の氷上」の三つのツアーを試行する方向で、具体的なツアー案を検討することになった。これらのツアーではガイド料に協力金を上乗せする形で、マリモの保全活動の資金に充てる。
 このほか釧路市教育委員会は来年度から、チュウルイ湾の水草除去活動を通じてマリモを観察できる実験を始めることにした。無料で実施し、今後、対象とする水域や人数などを検討していく。
 PTの座長を務める一般財団法人「自然公園財団」の田中政人・阿寒湖支部所長は「マリモの保護と活用を進める活動方針がまとまった。マリモが象徴する阿寒湖の自然の素晴らしさがわかるガイドツアーを、試行錯誤しながら作っていきたい」と話した。

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