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九州北部で緊急的な治水対策を実施

九州北部豪雨で甚大な被害を受けた河川において、国土交通省は「九州北部緊急治水対策プロジェクト」として、おおむね5年間を目標とした改良復旧工事等を迅速に実施する。全体事業費は約1670億円を見込み、実施河川は、筑後川水系筑後川・花月川、遠賀川水系彦山川、山国川水系山国川、筑後川水系桂川・北川・白木谷川・赤谷川・大肥川・小野川などとなる。

 

大量の土砂や流木等により甚大な被害が発生したことを踏まえ、一定程度の降雨に対し、山地では土砂・流木の流出を防止する砂防堰堤等の整備、河川上流では土砂・流木を捕捉する貯留施設の整備や、洪水・土砂を下流まで円滑に流す河道の改修・河道形状の変更を実施しする。また地域と一体となって、今回の災害と同規模以上の降雨に対してさらに安全性を高めるための検討を実施する。

 

また、九州北部豪雨で洪水時に河川の状況をリアルタイムで把握できなかったことなどを反省し、洪水に特化した低コストの水位計(危機管理型水位計)の設置を推進するとともに、浸水実績や地形情報等を活用したまちづくりの検討を支援する。

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