ヨシ群落保護へ、１７０人が刈り取り　高島の琵琶湖畔　／滋賀県

　琵琶湖畔の３大ヨシ群落として知られる高島市新旭町針江のヨシ帯で３日、ヨシ刈りがあった。晴天の中、ボランティア約１７０人が参加し、鎌などで刈り取ったヨシを荒縄で縛る作業に汗を流した。
　湖の水質浄化や生き物の生態系維持に重要な役割を果たすヨシ群落を守っていこうと、毎年開かれている。新旭町のガールスカウト県連盟３０団からは２２人が参加。今回５回目という市立湖西中１年西川実生子さん（１３）は「ヨシは琵琶湖の環境を維持するのに大切なもの。残していきたい」と話した。
　刈り取ったヨシは保管し、小学校でのどんと焼きやヨシで屋根を葺（ふ）く希望者らに提供されるという。火入れは来年３月上旬を予定している。