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中国友好都市へ初の貿易船 スギ丸太9000本 薩摩川内から常熟 /鹿児島県

 薩摩川内市から中国の友好都市・常熟市に向かう直航貨物船が24日、9千本超のスギ丸太を積んで出航した。1991年の友好都市締結から26年を経て、両市の港を直接結ぶ貿易が初めて実現した。
 輸出されたのは薩摩川内市など北薩地域を中心に、県内外で伐採されたスギの丸太約1500立方メートル。住友林業フォレストサービスのチャーター貨物船で常熟市に運ばれ、北米向けの住宅用フェンス材に加工されるという。同社は来年2月にも中国向けに第2船による輸出を検討している。
 中国本土などで日本産木材の需要が高まっていることから、今回はスギ丸太が輸出された。市は今後、さまざまな製品について常熟市との交易拡大を図る方針だ。
 8日に輸出記念式典を開いた岩切秀雄市長は「実績を積み上げて、将来的には定期航路化をめざしたい」と語った。

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