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飛砂防いだ植林たたえる劇 遊佐の「藤蔵祭」で児童23人 /山形県

 庄内砂丘をクロマツ林に変え、飛砂から村を守った江戸中期の偉人、佐藤藤蔵(1718~97)をしのぶ「藤蔵祭」が10日、遊佐町の藤崎小学校であった。地元の砂防林を学んできた4年生23人が、藤蔵らの遺業をたたえる劇を披露した。
 同小は、酒田で造り酒屋を営んでいた佐藤藤左衛門、藤蔵の親子が植林のため移り住んだ地域にある。同小では4年生になると、学校の西につらなる砂防林のことを総合学習の時間で学ぶ。その成果を劇「あきらめず 人のために がんばる~佐藤藤左衛門、藤蔵親子物語」に込めた。
 藤蔵の子孫、佐藤清人さん(62)宅に伝わる戒め「一枝折らば我が一指を切れ」「一本伐(か)らば我が一手を断て」「一樹を用材とせば三十倍を代植せよ」を劇の中で紹介。児童たちは「私たちもクロマツ林を守ります」と締めくくった。
 藤蔵の分家の子孫で、地元で砂丘地砂防林環境整備推進協議会の会長を務める佐藤豊昭さん(75)は、クロマツ林が深刻なマツクイムシ被害にさらされていることを児童らに実地で伝えてきた。「藤蔵らがなしてきたことを伝えてきた先輩たちがいたから、今がある。私たちもそのことに学び、語り継いでいきたい」と話した。
 1928(昭和3)年11月10日、藤蔵に従五位が贈られたことがきっかけで祭りが始まったという。同小の取り組みに対し森林病虫獣害防除活動優良事例コンクールで最高の林野庁長官賞を受けたことも報告された。

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