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木材自給率は6年連続で上昇し、34.8%に

林野庁は2016年の木材需給に関するデータを集約・整理した「木材需給表」を取りまとめた。総需要量は7807万7000m3(丸太換算。以下同じ。)で前年に比べ3.9%増加した。国内生産量は2714万1000 m3で8.9%の増加、輸入量は5093万6000m3で1.4%増加した。

木材自給率は前年から1.6ポイント上昇して34.8%となり、2011年から6年連続で上昇した。

 

木材の需要増を用途別に見ると、前年に比べ、用材が105万9000 m3(1.5%)、しいたけ原木が1万3000 m3(4.1%)、燃料材が184万5000 m3(46.6%)とそれぞれ増加し、燃料材が飛びぬけていた。国内生産量の増加も、用途別に見ると前年に比べ、用材が55万8000 m3(2.6%)、しいたけ原木が1万3000 m3(4.1%)、燃料材が165万2000 m3(58.9%)と、やはり燃料材が突出して増加した。また燃料材の輸入量も19万4000 m3(16.8%)と増えていた。

 

木材自給率は2002年に18.8%の過去最低値を記録したが、2005年からは20%台に、20014年からは30%台に回復している。

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