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一本松の「魂」まとい演奏 陸前高田 /岩手県

 震災の津波に耐えた陸前高田市の「奇跡の一本松」のチップから作ったショールやポンチョが完成し、16日、一本松の前でお披露目コンサートがあった。
 衣装作りの中心になったのは、一本松の枝から木の笛「コカリナ」を作り演奏してきたNPO法人「日本コカリナ協会」(東京都)と繊維メーカー「和紙の布」(大阪府)。6月に一本松のチップ660キロを同市で受け取り、愛知県や広島県などの繊維メーカーと製作。一本松がプリントされた幅45センチ、長さ180センチのショール300枚と子ども用のポンチョ100着が今月完成した。
 ショールをまとった同協会員ら約40人がこの日、「浜辺の歌」や「故郷(ふるさと)」をコカリナで演奏。優しい音色が響いた。
 11月には米ニューヨークのカーネギーホールで、同協会員と現地の日本人学校の児童ら計約250人が衣装をまとい、コカリナの音色を届ける。
 

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