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東日本大震災で遺伝的多様性が高まった絶滅危惧植物

2011年に起こった東日本大震災の津波により、準絶滅危惧植物のオオクグ(カヤツリグサ科)が生育していた砂州が消失したが、近くにできた新たな砂州にオオクグの個体群が出現した。東京大学大学院総合文化研究科などが2008年に調べた個体群で津波後に再びDNAの情報を調べたところ、津波前の個体群より新たな個体群で遺伝的多様性が高まり、個体群間の遺伝子流動も増加していた。これは、地中に埋まっていた埋土種子が大津波のために一斉に開放されて新たに芽生えたためと考えられた。

 

東日本大震災のような大規模自然攪乱はいつどこで起こるかの予測ができず、攪乱前後の比較調査研究はほとんど行われていない。だが、オオクグに関しては津波前に東北・関東の沿岸6地点のデータを取っていたため、比較することができた。

 

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