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ANA系社員70人、森林保全に汗 南三陸でボランティア活動 /宮城県

 全日本空輸などANAグループ社員約70人が、南三陸町入谷の山林で間伐といった森林保全のボランティア活動をした。
 細い木の伐採などをしたのは、ANAグループが地元森林組合から借り受けた共有林約10ヘクタールの「ANAこころの森」。全日空の平子裕志社長も参加し、森林組合職員らの指導を受けながら、ノコギリで直径20センチ以下の杉やヒノキを切り倒して枝を払った。
 東京から参加したパイロット、久賀俊裕さん(35)は「伐採や山道はしんどいが、普段のストレスが癒やされた」と晴れ晴れした表情。普段は上空から被災地を見るが、訪れるのは初めて。「テレビで見るより復興が進んでいるようだが、まだまだ時間がかかりそう」と感じたという。
 「こころの森」は2012年の開設。毎年2回、グループで全国から希望者を募って現地を訪れ、ボランティア活動を続けている。間伐材は地元でパズルやタグなどに加工し、ネットで販売している。平子社長は「社員たちが復興支援や地域貢献を体で感じるいい機会になっている」として、今後も続けていく考えだ。

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