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旅するチョウ、愛知池で羽休めて 東郷のNPO、アサギマダラへ花畑整備 /愛知県

 東郷町諸輪の愛知池周辺の環境整備をしているNPO「愛知池友の会」の会員たちが、渡り鳥のように長距離を移動し、「旅するチョウ」と呼ばれるアサギマダラの飛来を心待ちにしている。池のほとりに花畑「バタフライガーデン」をつくり、アサギマダラが好むフジバカマを植栽した。5日から31日まで一般開放する。

 同会は2005年8月に発足した。手つかずの雑木林など周辺の自然を守ろうと、水資源機構愛知用水総合管理所の許可を得て、花壇の整備やモミジやヤマモモ、カシなどの植樹を続けてきた。
 昨年3月、池のほとりの工事用資材置き場だった空き地約1千平方メートルを有効活用するため、春に日本列島を北上し、秋に南下するアサギマダラが羽を休める中継点にしようと、整備が始まった。
 盛り土をした畑に種をまいても思うように芽が出ず、株分けと挿し木をして花を増やしたり、枯れ葉をかき集めて堆肥(たいひ)をつくったりした。夏場は28人のメンバーが交代で水やりや草刈りをした。
 その苦労のかいもあり、昨秋の渡りでは約300匹のアサギマダラが確認された。フジバカマの花畑のうえを飛び交い、蜜を吸っている姿が見られた。同会代表の飯塚満智子さん(72)は「羽を休める美しい姿に感動した」と振り返る。
 マーキング調査をしたところ、愛知池で印をつけたチョウが、京都府和束町や徳島県美波町で再び確認されたという。今年はフジバカマの植栽範囲を拡大。憩いの場になるよう、中央には小さな広場も整備し、長旅で疲れたチョウを優しく出迎える。
 飯塚さんは「今年は何匹立ち寄ってくれるのか楽しみ。たくさんの人に身近な自然の大切さや命の尊さを感じてほしい」と話す。

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