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エドヒガンザクラ自生地購入へ 尾張旭市が保護対策 大木1本「憩いの場に」/愛知県

 尾張旭市内にただ1本自生するエドヒガンザクラの大木を守るため、市は同市城山町の民有地約3200平方メートルを購入することにした。地元の人たちが保存会をつくって守ってきたが、市街地が近く、開発によって伐採される可能性もあることから、市が所有して保護する。
 市都市整備課によると、このエドヒガンザクラは樹齢100年以上、高さ約20メートル。森林公園の南門近くにある維摩(いま)池の西側に自生する。根元近くで多数の枝に分かれて広がり、毎年3月末ごろには淡いピンクの花が満開になる。花見の時期にはオカリナコンサートが開かれるなど、地元の人たちに愛されている。
 自生地を所有者から購入する費用は約7580万円。来年度の予算で通路などを整備し、多くの人が間近で見やすいようにする。市の担当者は「市民の憩いの場になれば」と話している。

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