東洋製罐グループホールディングスが横浜国大「ときわの森」を見学

大学構内に生えた草花を観察する東洋製罐の関係者たち=2026年5月14日
包装容器大手の東洋製罐グループホールディングス(東京都品川区)の関係者が5月14日、横浜国立大学(横浜市保土ヶ谷区)のキャンパスに広がる「ときわの森」を、見学しました。
同社と横浜国大総合学術高等研究院、公益財団法人森林文化協会が、環境省から自然共生サイトに認定されている「ときわの森」の整備・保全について連携協定を結んだことから、現地の状況や生態系について知るために、サステナビリティ推進部をはじめとした関係者8人が参加しました。
高等研究院生物圏ユニットの松田裕之特任教員(教授)、倉田薫子教授から、ときわの森の成り立ちについて説明を受けました。

ときわの森について倉田教授(右)から説明を受ける東洋製罐の関係者ら
ゴルフ場だった場所に約半世紀前、故宮脇昭名誉教授が提唱した「混植・密植方式」でカシの仲間を中心とした照葉樹が植えられ、成長して、さまざまな種の動植物が確認されている。一方、元々あったクスノキが高くまで伸びて、森の中は日当たりが悪く、後から植えたカシの仲間が十分育っていないことや、暗い森になっていることなど、「健全な状態には育っていない」ことを伝えられました。
また、倉田教授からは、そもそも生物多様性がなぜ大切なのかについても説明を受けました。倉田教授は一つの種が絶滅すると生態系のネットワークで関係しているさまざまな種に影響が及ぶことや、日々の暮らしに身近な食料にも影響が及ぶことを強調しました。
続いて、同社が整備・保全に協力していく、「自然共生サイト」に認定されているエリアを、倉田教授の案内を受けながら散策。ルーペで葉や花を観察したり、在来種や外来種について説明を受けたりしました。

解説を聞きながらルーペで葉を観察した
同社にとって横浜国大のある地域は縁が深く、同社総合研究所も近くにあります。サステナビリティ推進部の遠藤宗広部長はあいさつで、「この場所で一緒に何かを行うことは、とても記念碑的な大切なことだと感じている。今回の協定を通じて、いろいろな取り組みを仕掛けていきたい」と述べました。

自然共生サイトに認定されている森林で、状況を説明する倉田教授。協定締結を踏まえ、東洋製罐グループの看板が設置される予定になっている
連携協定締結のプレスリリース(3月26日、横浜国立大学)
