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「森林づくり全国推進会議」始動 SDGs・脱炭素へ企業・団体140余りが参加
経済界や地方自治体など140余りの企業・団体でつくる「森林(もり)づくり全国推進会議」が、10月に発足した。会員となった企業・団体が進める森林を活用した学習活動や体験型観光、国が認証する「J-クレジット」などの取り組み事例を共有し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成やカーボンニュートラル(脱炭素)の実現につなげていく。
推進会議の実行委員会は、財界3団体や全国知事会、全国市町村教育委員会をはじめ、ガールスカウト日本連盟、ボーイスカウト日本連盟、日本林業協会などで構成。事務局は国土緑化推進機構が担う。10月21日時点で143の企業・団体が会員(会費無料)として参加した。
10月21日に開かれた第1回推進会議では、新メンバーによる発足式や林野庁の織田央長官によるシンポジウムなどがあった。推進会議の会長に就いた桜田謙悟・経済同友会代表幹事は発足式で「『森林』づくり」は植樹や森林整備はもちろん、その利活用まで含めた様々な取り組みを包括するもので、参加されるみなさまの具体的な行動によって、大きなうねりにつなげていきたい」とあいさつし、さらなる参加を呼びかけた。
推進会議は毎年夏ごろに開き、先駆的な森林づくりに取り組む会員の事例発表などをする予定だ。会員登録は専用サイト(https://mori-zukuri.jp/forest-mtg/admission.html)で。