森林文化協会からのお知らせ
報告

光るヤスデや小さなカニムシを見た!

滋賀県高島市の森林公園「くつきの森」で8月19日に開かれた「森と山の塾・夏の特別観察会」(麻生里山センター主催、森林文化協会後援)に参加しました。午前中は森と草原の昆虫を、午後は土の中の生き物が観察のターゲットでした。土の中の生き物をじっくり観察したのは初めてでしたので、こちらの様子を説明しておきましょう。

 

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●ミドリババヤスデ

まずは、地面にしゃがみこんで腐葉土をかき分けたり、朽ち木を割ったりして生き物を探します。体長数cm程度の大きな生き物として、ヤスデやコガネムシの仲間などが見つかりました。長さ5cmほどあるミドリババヤスデはブラックライトを当てると、青い蛍光色で光ることを教えてもらいました。ヤスデだということを忘れて、しばし美しい色に見入ってしまいました。

 

 

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●オオセンチコガネ

オオセンチコガネは、このあたりで増えているシカの糞をお目当てに暮らしているようです。体は光沢の強いメタリックカラーをしており、青の濃いルリ型、緑の強いミドリ型、緑がかった赤のアカ型といった、地域による体色の違いがあるそうです。ここで見たのはアカ型ですが、たいへん綺麗で目を奪われました。

 

 

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●カニムシの姿に子どもたちは興味津々

土の中にはもっと小さな生き物もいますので、次は白いお皿の上に目の細かなふるいを置き、土を入れてふるいます。するとお皿には、細かな土とともに体長数mm程度の生き物が落ちてきます。アリやシロアリはもちろんのこと、原始的な昆虫のトビムシや、はさみを持ったカニムシなどを見つけることができました。小さな生き物の姿は後から、スコープを通した拡大画像を参加者全員に見せてもらえました。子どもたちは、ハサミをかざしたカニムシの勇ましい姿を、興味深く眺めていました。

 

こんな生物たちは、他の動植物の遺骸を分解したり、食物連鎖の一角を担ったりして、物質の循環を支えている存在です。実際にその姿を見ることができ、森林についてまた多くのことを学ぶことができたと感じています。

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