森林文化協会からのお知らせ
報告

みなかみ町の茅場で夏の防火帯整備

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●刈り払い機を手にした森林塾青水のみなさん

群馬県みなかみ町藤原の「上ノ原入会(いりあい)の森」にある茅場(ススキ草原)で、7月22~23日に、森林塾青水が主催する夏の防火帯整備活動に参加しました。ここでは茅葺き屋根の材料とするために、多くの人々(地元の古老たちやボランティア)が秋に茅刈りをしています。そして良質な茅を収穫し続けるために、毎春、雪解けを待って野焼きが実施されています。安全な野焼きをする準備作業として、この防火帯整備は欠かせないのです。

 

防火帯とは、野焼きをする区画の周辺に、隣接する森林等への延焼を防ぐために設置する帯状の区画です。この茅場では、夏に草刈りをして可燃物を減らした所が防火帯となります。そのためには、約10haの茅場のほぼ両端で、幅約10m、長さにして数百m規模の草刈りをする必要があります。使用するのは、ご存じ、エンジン駆動の刈り払い機です。回転刃を新しいものに取り換え、燃料の混合ガソリンをタンク満タンに入れて作業を開始(当然、途中で燃料補給も必要です)。6台を2日間で6時間近く動かして、予定した作業を終えることができました。

 

茅場はススキ主体の草原ですが、この季節にはヤマホタルブクロやオカトラノオなどのきれいな花も咲いています。草刈りした場所は、この後、周りとは異なる草丈の低い草原となりますので、モザイク的な環境を作りだして生物多様性を豊かにする効果も期待できます。標高約1000mの地で作業に加わり、とても気持ちの良い汗を流すことができました。

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