森林文化協会からのお知らせ
報告

群馬・みなかみの野焼きに参加

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群馬県みなかみ町藤原の「上ノ原入会の森」の茅場(ススキ草原)で、恒例の野焼きが4月30日に実施されましたので参加してきました。この地区では「雪間を焼く」と言われ、早春に残雪を防火帯として利用しながら火を入れる手法で草原を維持してきました。こうした野焼きは高度経済成長期以降に途絶えていたのですが、この森を活動拠点とする森林塾青水が、みなかみ町や藤原地区などと協力しながら2004年に約40年ぶりに復活させ、それ以来、ほぼ毎年、続けられてきました。森林文化協会も森林塾青水の友好団体として、当初から一連の活動を支援・後援してきています。

この日は地元や群馬県内のみならず県外からも応援の人たちが駆けつけ、全部で80人ほどが作業に参加しました。冬の降雪が多かったため、実施日を例年より少し遅らせたのですが、それでも茅場にはかなりの雪が残っており(まだ周囲のサクラは咲いていません)、事前に除雪車や融雪剤の力も借りて火を入れる場所を確保しました。雪の影響でススキなどの植物は地面に倒れ込んでいますので、まずはレーキなどを使って掻き起こすことから作業は始まりました。1時間ほどでそれが終わると、いよいよ着火です。万一の延焼に備えて、周囲にジェットシューター(最大18Lの水を入れられる水まき器)をかついだ消火班のメンバーを配置し、地元消防団の消防車も待機する中で、着火班のメンバーが分担して火を着けていきました。火は地面をゆっくりと進み、また時には1mほどの炎となって立ち上がり、0.5ha程度の面積を30分程度で焼き終えました。雪の融けている場所が限られていたため、結果的に野焼きできた面積は例年より狭くなりましたが、野焼き後に黒々とした地面が広がった様子は、この地区に遅い春の到来を告げる風物詩としてよみがえりつつあるようです。

野焼きの様子は、地元の『Play Fujiwara』プロジェクトによる動画としても公開されていますので、こちらをご覧ください。

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