森林文化協会からのお知らせ
報告

50回目を迎えた赤沢森林浴

赤沢50 長野県上松町とともに開催している木曽・赤沢森林浴が2015年10月4日で50回目を迎えました。上松町の赤沢自然休養林は「森林浴発祥の地」として知られており、初回の森林浴は1982年に開かれました。記念すべき50回目には102人の参加があり、秋晴れの空の下で色付き始めたマルバノキの赤い葉をも愛でながら、ヒノキの森の散策を楽しみました。
 森林浴の参加者は、まず渓流沿いを走る森林鉄道=写真=に乗車します。小さなディーゼル機関車がひく5両の客車には、それぞれ木曽五木(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)の愛称が付けられています。なぜ、こんな場所に鉄道?と思う人がいるかもしれませんね。かつては伐り出した木材を運び出す手段として、こうした森林鉄道が日本の各地で活躍したのです。
 1911年、それまで川の流れに乗せて木材を運び出していた木曽地方に、中央本線が開通しました。この線路とつなぐように森林鉄道を敷設する動きが生まれ、1916年には赤沢を走る鉄道が完成して、1975年まで運行されていました。トラックに木材輸送の役目を譲って一度は姿を消した森林鉄道でしたが、復活と保存を求める声が大きくなり、12年後の1987年に赤沢自然休養林内での保存運行が始まりました。
 豊かな天然林の中を走る森林鉄道にまだ乗ったことがない方は、ぜひ春と秋に開かれる赤沢森林浴にご参加ください。森林鉄道の終点から、ふだんの日には立ち入ることのできない学術研究路を、ガイドの案内で歩くことができます。

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