「木材・木材製品の輸出拡大に向けた取組方針」と「林産物の輸出取組事例集」

林産物の輸出拡大に向けて、輸出戦略実行委員会林産物部会が「木材・木材製品の輸出拡大に向けた取組方針」を取りまとめた。また、林野庁として「林産物の輸出取組事例集～日本産木材を世界へ～」をまとめた。

（1）「木材・木材製品の輸出拡大に向けた取組方針」について

林産物の輸出については、昨年5月の「農林水産業の輸出力強化戦略」に基づき、スギ・ヒノキを対象として、中国、韓国、台湾を中心に、丸太中心の輸出から付加価値の高い製品輸出への転換に取り組むこととしている。その司令塔となる輸出戦略実行委員会の林産物部会では、中国、韓国、台湾及びベトナムを対象として、各国別に木材輸出の現状と課題を整理した上で、輸出のターゲット（品目・対象者）を絞り込み、輸出の拡大に向けた方向性と取組内容を示した。

（2）「林産物の輸出取組事例集」について

各都道府県の協力を得て、各地における林産物の輸出に向けた取組事例を収集・整理した。住宅用部材（構造材・内装材等）、高付加価値木材製品、丸太、特用林産物の4品目に分け、全26の事例を紹介している。