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草刈りの匂いで近くの植物が防衛力を強化

京都大学などの研究グループは、草刈り由来の雑草(セイタカアワダチソウ)の匂いに生育初期のダイズ株をさらすと、その後にダイズ株の防衛能力が向上すること、種子のイソフラボン量が増加することを明らかにした。傷を受けた植物の匂いが、傷を受けていない近くの植物の防衛能力を高めるという「植物間コミュニケーション」が、草刈りという農作業を介して成立していた。特に収穫した種子(ダイズ豆)中の物質の増加は、植物間コミュニケーションが同世代個体間ばかりでなく、世代間にも影響していることを世界で初めて実証した。

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