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佐伯のバイオマス「国内最大級」発電 9万5千世帯分

 新電力会社の「イーレックス」(東京)の発電事業子会社によるバイオマス発電所が、佐伯市戸穴で商業運転を始めている。出力5万キロワットで、一般家庭9万5千世帯分の電力を賄える。イーレックスは、バイオマス発電所として「国内最大級」としている。
 2015年2月に同市内の太平洋セメント工場跡地に着工し、昨年11月に商業運転をスタートさせていた。佐伯港の岸壁そばに建設した燃料置き場を含め、総事業費は約170億円。ヤシ殻を主燃料とする。電気はイーレックスが全量買い取り、販売事業子会社などを通じて販売する。
 1月27日に、現地でイーレックスの本名(ほんな)均社長や広瀬勝貞知事らが出席し、操業の安全を祈る式典があった。イーレックスは「再生可能エネルギーの普及促進や地球環境保全、地域創生に貢献していきたい」としている。
 同社は2019年度に福岡県豊前市でも、九州電力グループなどと共同で出力7万5千キロワットのバイオマス発電所を、稼働させることをめざしている。

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