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CO2封じ込め、きょうから再開 苫小牧沖、8カ月ぶり /北海道

 苫小牧沖の海底地層に二酸化炭素(CO2)を注入する「CCS」実証試験を国から受託している日本CCS調査(東京)は3日、中断していた注入を4日から約8カ月ぶりに再開すると発表した。
 地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素(CO2)を地中深く封じ込める技術の国内初の本格的注入試験として昨年4月に注入を開始。約2カ月で約7千トンを注入したが、その後の環境調査で海底付近のCO2濃度が一部基準値を超えたため注入を中断していた。
 追加調査し、漏出監視計画の見直し案が認められたため、注入を再開する。同社の澤田嘉弘常務は「当初計画通り3年間で30万トン以上の注入を目指すが、無理をせず、安全第一で取り組みたい」と語った。

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