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選手村の「プラザ」に天竜材 浜松市提供、柱や梁に 東京五輪・パラ /静岡県

 東京五輪・パラリンピックの選手村の「ビレッジプラザ」建築に浜松市が提供する天竜材の準備が整い、第一陣が11日、東京へ向けて出発した。この日運び出されたのはスギ約5・8立方メートル。一本一本に英語表記と共に「浜松市」と刻まれており、柱や梁(はり)などに使われる。
 出発式で鈴木康友市長は「大会関係者やメディア関係者ら世界各国の人々の目に触れる。これを契機に天竜材のブランド化を進めていきたい」とあいさつ。天竜森林組合の和田重明組合長は「オリンピックの大舞台で使ってもらうのは光栄。『日本一』の品質の天竜スギの良さを分かって頂く機会になれば」と話した。
 今後、10月までの間に平均的な住宅2棟分にあたる計約35立方メートルを提供するという。木材の提供は自治体単位で行われ、県内では静岡市、小山町、県も供給することになっている。

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