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衰える養蚕、バイオで復活を 北上で官民一体プロジェクト 冬虫夏草を培養 /岩手県

 養蚕を核とした新産業を創出する「養蚕イノベーション創出プロジェクト」が、北上市でスタートした。衰退が著しい養蚕業をバイオ技術などを駆使してよみがえらせ、地域活性化にもつなげる試み。同市更木地区でカイコの飼育を始め、健康食品などへの応用をめざす。

 岩手大の鈴木幸一名誉教授が設立したベンチャー企業バイオコクーン研究所(盛岡市)や、カイコの餌になる桑の葉で茶生産に取り組む更木ふるさと興社(北上市)、県南広域振興局や北上市など官民が一体となった取り組みだ。
 プロジェクトの柱は、カイコのサナギを使って漢方で「不老長寿の薬」とされる冬虫夏草を培養するバイオコクーン研究所の事業。同研究所と更木ふるさと興社が原料となる養蚕に取り組む。当面は北上市で年間0・3トン、5年後までに県内で年間8トンのカイコのサナギを生産し、冬虫夏草を使った健康食品などとして販売する。
 映画に登場する怪獣「モスラ」をプロジェクトのメインキャラクターとしてPRに活用することで東宝も協力。北上市は養蚕を担う地域おこし協力隊員を募集する。カイコ飼育の体験や養蚕資源を活用した特産品開発、観光交流人口の拡大にも官民一体で取り組む。
 更木ふるさと興社に設けられた養蚕ハウスでは、地元の小学校の児童がカイコ幼虫への餌やりを体験した。
 バイオコクーンの鈴木代表は「ようやく出発点に立てた。ここを拠点に、養蚕業を新しい形で次代を担う子どもたちにつないでいきたい」と話した。

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