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LEDと交換、目標の3割 都、来年3月まで継続 要件も広げ、取り組みやすく/東京都

 白熱電球とLED電球を交換する都の事業が来年3月まで継続されることになった。「1年間で100万個」の交換を目指して昨年7月に始まったが、実際の交換は目標の3割程度にとどまる。今後は目標を事実上撤回し、交換しやすくなるよう仕組みを変え、8月15日から新たに交換を受け付ける。
 小池百合子知事肝いりの事業で、地球温暖化につながる二酸化炭素の排出量を減らそうと、使用中の2個以上の白熱電球を、無料でLED電球1個と交換する仕組みだった。しかし、都民からは「まだ使えるのにもったいない」「自宅に1個しかない」といった意見が続出。当初、交換場所を小規模の電器店に限定していたこともあって交換は予想通り進まず、今月17日時点で交換されたLED電球は約28万個にとどまった。
 22日に発表した新たな仕組みでは、使い切った白熱電球や電球形蛍光灯でも交換できるようにする。数も1個でLED電球と変えられるようにするほか、口金のサイズもE26だけでなく小型のE17も加えるなど、大幅に要件を広げた格好だ。

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