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ど根性ポプラ、周りに広場 岩手・大船渡で完成式典 /宮城県

 東日本大震災の津波に耐え抜いた、岩手県大船渡市三陸町のポプラの木の周辺に多目的広場が整備され、5月27日に完成式典があった。
 震災後、がれきのなかに凜(りん)と立つ高さ約25メートルの大木は住民を励まし「ど根性ポプラ」と呼ばれるようになった。広場の敷地は防災集団移転促進事業で市が買い取った津波跡地と民有地を合わせた約2400平方メートル。総事業費は約5700万円でトイレやベンチを備える。
 この日は、地元住民らが権現舞や餅まきをして完成を祝った。浦浜・泊地区まちづくり委員会の片山和一良委員長(67)は「感無量。地元住民と観光客の憩いの場として使ってもらいたい」と話した。
 利用が進んでいない津波の被災跡地を有効活用し、住民が再び集うコミュニティー再生の場となることが期待される。

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