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外来種のカメ持参、スマスイ入園無料 生態系保護へ、24日まで /兵庫県

 野外で捕まえたミシシッピアカミミガメを持ってくれば入園料を無料に――。神戸市立須磨海浜水族園が今年もそんな企画を始めた。繁殖を続ける外来種の数を減らして生態系を守るのが狙いで、24日まで。2010年からこの企画を始め、昨年までの期間中に受け入れた数は約4700匹にも上るという。
 水族園によると、ミシシッピアカミミガメはアメリカ原産の外来種で、頭の側部が赤いことが名前の由来という。
 子ガメはミドリガメと呼ばれて人気を集め、環境省によると、1990年代半ばには年間約100万匹が輸入された。近年も輸入量は毎年10万匹程度と推定されている。同省の2013年度の推計では、全国約110万世帯で約180万匹が飼育されている。
 しかし、飼えなくなって野外で放されるなどした結果、野生のアカミミガメが続々と繁殖。環境省の16年の発表によると、野外に約790万匹が生息していると推定されている。
 水族園によると、アカミミガメは生命力や繁殖力が強い。日本では野生のアカミミガメが2対1の割合でメスがオスより多いことから、繁殖に拍車をかけているとみられるという。国は「生態系被害防止外来種リスト」で「緊急対策外来種」に位置づけ、対策を進めている。
 水族園では、ニホンイシガメなど日本固有の淡水生物の生態系に悪影響を及ぼすとして、捕まえたアカミミガメを持参した人を対象に、10年から無料入園券「アカミミガメ・パスポート」を発行。産卵のピークを迎えるこの時期に毎年募っている。
 パスポートは1匹につき1枚発行され、当日のみ有効。午前10時~午後4時に、正面入り口付近で受け付ける。問い合わせは、須磨海浜水族園(078・731・7301)。

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