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すごい! 車に漆の塗装

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●含漆UV塗装を施した自動車

「URUSHIふしぎ物語 ―人と漆の12000年史―」という企画展示を開催中の国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)に入ると、目の前に赤い車体の「含漆UV塗装の自動車」が展示されています。

 

解説によると、この車の車体には、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターが開発した「含漆UV塗料」を用いてあり、会津漆器を代表する蒔絵の菊桐模様をモチーフに、朱磨きの技法で装飾を施してあります。

 

この塗料には漆を配合してあり、紫外線(UV)を当てると硬化する特色を持っています。そして「環境にやさしい」「耐候性、耐摩耗性等に優れている」「素材を選ばずに塗装できる」「塗装作業性が良い」「漆特有の美しい仕上がりが得られる」などの特徴から、今後、様々な活用が期待されているそうです。

 

漆塗りの車なんてすごい!と思って眺めながら、これも漆という森林文化の発展形なのだなあと感じ入りました。でも、よく考えると、時代をさかのぼれば、武士が乗る馬の鞍や、高貴な人物のための籠などに、漆で装飾した作例は残っています。車も乗り物という点では共通ですので、漆を外装に使うという発想は自然な流れなのかもしれませんね。

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