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林業遺産に「木曽式伐木運材図会」など7件を新規登録

日本森林学会が選定する「林業遺産」は、昨年度分として新たに7件が登録されて、総計23件となりました。

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●「木曽式伐木運材図会」(林野庁中部森林管理局所蔵)より上巻5「元伐之図」

新規登録物件のうち「木曽式伐木運材図会」(所有・管理、林野庁中部森林管理局)は、江戸時代後期に木曽・飛騨地方で見られた伐木・運材技術に関する絵巻物2巻上巻10m×40cm、下巻13m×40cm)です。同局によると、奥山で大木を伐採するところから、造材、搬出・集材、木曽川でのいかだによる流送、熱田白鳥木場(愛知県名古屋市)での集積、大型船による海上輸送までの様子が、作業工程順に絵図と詞書(ことばがき)で説明されています。作者などははっきりしないようですが、岐阜県高山市で江戸時代後期に製作された絵図をオリジナルとし、林業・木材産業に関する博覧会への出展や皇族・政府高官などへの説明用として、明治時代に製作されたであろうと推測されています。

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●「木曽式伐木運材図会」(林野庁中部森林管理局所蔵)より下巻4「鴨桴之図」

新たに登録された他の6件は次の通りです。▽伊豆半島の森林史に関する資料(伊豆森林管理署)▽小石原の行者杉(福岡森林管理署)▽屋久島の林業集落跡及び森林軌道跡(屋久島森林管理署)▽蒸気機関車「雨宮21号」と武利意・上丸瀬布森林鉄道遺構群(北海道遠軽町)▽初代保護林白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林(四国森林管理局)▽足尾における治山事業による緑の復元(関東森林管理局、栃木県環境森林部)

また、すでに選定されている「吉野林業」の構成要素として、貯木場等が追加されました。

林業遺産に関する詳細は、日本森林学会の関連ウェブサイトをご覧ください。

 

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