緑の情報アラカルト
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「ドングリ」と思って手にしたら、煙の噴射に驚き

%e3%83%84%e3%83%81%e3%82%b0%e3%83%aa%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%9f東京都練馬区の会員倉坂益子さんからのお便りと写真を紹介します。

10月中旬の雨上がり。石神井公園奥の三宝寺池のそばを歩いていたら、枯れ葉で覆われた地面に「ドングリ」が並んでいるのを見つけました。一つを手に取ったら、突然「ドングリ」が煙を噴き出したので、慌てて放り投げました。「これって何?」。一瞬、狐につままれたような気分になりました。

その足で区立牧野記念庭園記念館で開催中の植物写真家・埴沙萠(はにしゃぼう)さんの企画展を見に行きました。作品を眺めていたら、何と先ほどの謎の「ドングリ」とよく似た植物の写真があるではありませんか。

ツチグリ(土栗)というキノコが、穴から胞子を噴射する瞬間をとらえた写真です。ツチグリは雨に濡れると外皮が開き、上から落ちてきた水滴などが胞子袋に命中すると、袋のてっぺんの穴から胞子が噴射するそうです。

3日後、あの場所に再び出かけ、「ドングリ」を撮影しました=写真。ツチグリやその仲間のキノコでしょうか? 来年も煙が噴射する場面に出あうことを期待しながら、その場を跡にしました。

埴さんは今年2月に亡くなりました。これまで知らなかったキノコとの引き合わせに感謝申し上げます。

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