その他のお知らせ
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ヤイロチョウの森を守る

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ヤイロチョウ(剥製)=四万十ヤイロチョウの森ネイチャーセンター所蔵

渡り鳥のヤイロチョウが繁殖する森を守っている「生態系トラスト協会」が活動する高知県四万十町を訪ねました。全国の人々からの寄付などに支えられ、ここに同協会が所有・管理する森は約280haにのぼります。森の玄関口に当たる国道沿いの「四万十ヤイロチョウの森ネイチャーセンター」で中村滝男会長と大谷加奈事務局長にお会いした後、森のある梼原川沿いの集落へ向かいました。山に抱かれた場所に山荘や観察小屋などの施設を維持しながら、まだ謎の多く残るヤイロチョウの生態調査も進めています。夏鳥のヤイロチョウは、この時期すでに東南アジア方面へ旅立った後ですが、春から夏にかけての早朝は、周囲の山々からそのさえずりが聞こえてくるそうです。

 

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中央に見えるのが「三角山の森」。ヤイロチョウを守るため、生態系トラスト協会が取得した森の一つ

 

 

 

中村会長によると、この森の一画には、猛禽類のクマタカも生息しています。ヤイロチョウの天敵の一つはニホンザルなのですが、サルの群れはクマタカを避けるため、クマタカのいる森には近づかないとのこと。従ってヤイロチョウは、クマタカの巣の近くで営巣することが多いようです。森の中ではさまざまな生き物がつながりあって、暮らしているんですね。生態系トラスト協会の活動については、森林文化協会の月刊誌『グリーン・パワー』の2016年1~3月号で紹介しました。これからも豊かな森を守るために、力を合わせていければと思います。

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生態系トラスト協会の中村滝男会長(左)と大谷加奈事務局長=四万十ヤイロチョウの森ネイチャーセンターの前で

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