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江戸時代から続く循環型農業を考える 埼玉・三富地域

三富地域に伝わる循環型農業を考えるシンポジウム埼玉県西部にある三富(さんとめ)地域に江戸時代から伝わってきた循環型農業を考える「第7回『農』と里山シンポジウム」(主催・三富地域農業振興協議会、後援・森林文化協会ほか)が9月10日(土)、同県三芳町で開かれた。名産のサツマイモなどの野菜生産を支えるヤマ(平地林)の役割や、都市化の波にさらされる農業の課題などを語り合った。

北野大・淑徳大教授が「三富地域から循環型社会を考える」をテーマに基調講演。「持続可能な社会であるためには循環型でなければならない」と語り、三富地域に続いてきた農法を高く評価した。続いて北野氏がコーディネーターを務め、地元の農業者や研究者ら3人とパネル討論。農業者らは「クヌギ、コナラの落ち葉堆肥はサツマイモづくりに必須」だが、「平地林を維持していくには相続税などの課題がある」と指摘。市民の理解・協力を得ることの大切さや、親子連れのイベントへの呼びかけなどの実践例も報告された。

川越、所沢、狭山、ふじみ野4市と三芳町にまたがる三富地域には、屋敷地と畑と平地林からなる短冊状の地割が今でも多く残っている。平地林の樹木は薪炭などに、落ち葉は堆肥に使われ、循環型の農業を支えてきた。森林文化協会と朝日新聞社は2009年1月に三富新田を「にほんの里100選」に選んだ。

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