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アサヒナカワトンボを1月の柿田川で確認

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アサヒナカワトンボのオス=1月5日撮影

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アサヒナカワトンボのメス=1月5日撮影

 春に現れるアサヒナカワトンボが静岡県清水町を流れる柿田川で年を越して生息しているのが確認されました。トンボの専門家は「アサヒナカワトンボが1月に入って確認されたのは非常に珍しい」と評価しています。
 アサヒナカワトンボはカワトンボ科に属し、体長は5センチほど。体は光沢のある緑褐色で、翅先の縁紋がオスは赤、メスは白。丘陵地から山地にかけての樹林に囲まれた渓流や細流に生息しています
 確認したのは、柿田川で自然環境保護を続けている公益財団法人「柿田川みどりのトラスト」の漆畑信昭会長。1月に入って柿田川を訪れ、1日から5日にかけてアサヒナカワトンボがカサスゲなどにとまっているところを確認し、カメラで撮影しました。漆畑さんは「トンボが越年すること自体、珍しいこと。厳しい寒さの中、よくぞ生きていた。水温15度の湧水が流れるきれいな川だから越年できたのではないか」とみています。
 日本トンボ学会会員の加須屋真・常葉大学社会環境学部非常勤講師(生物学)は「アサヒナカワトンボは概ね3月下旬ころ出現し、7月いっぱいくらいまで見られ、8月に入ってもわずかに残存することがあります。柿田川を中心とした湧水地域では、特異的に12月中旬まで見られた公式記録はありますが、年を明けて確認されたのは初めて。暖冬の影響が大きいと思います」と話していました。
 写真はいずれも漆畑さんの提供です。

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