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「森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク」が設立シンポ

森と自然を活用した保育や幼児教育について、理念や実践経験を全国の自治体間で共有しようという「森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク(事務局・長野県県民文化部次世代サポート課)」の設立記念シンポジウムが10月22日(月)、東京大学・安田講堂で開かれました。

%e5%b0%be%e6%9c%a8%e3%81%be%e3%81%be%e8%ac%9b%e6%bc%94 「ネット」の発起人でもある長野県・鳥取県・広島県などの代表が、「森のようちえん」など自然を生かした幼児教育活動を支援する独自の認可・認定制度を紹介。「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さんが基調講演をしました。

続いて、国立青少年教育振興機構の鈴木みゆき理事長が幼児期の自然体験活動の重要性について、東京大学大学院教育学研究科の秋田喜代美教授が保育・幼児教育を高める園庭づくりなどについて、シンポを共済した公益社団法人・国土緑化推進機構の沖修司専務理事が、全国の自治体の新たな潮流について、それぞれ講演しました。

沖さんは講演に先立ち、これらの活動の“教科書”となる風鳴社発行の冊子、『森と自然を活用した保育・幼児教育ガイドブック』(機構編著、本体2500円+税)と『森の幼稚園――ドイツに学ぶ森と自然が育む教育と実務の指南書』(イングリッド・ミクリッツ著、機構監訳、本体2500円+税)を紹介しました。

%e8%87%aa%e6%b2%bb%e4%bd%93%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88 シンポの締めくくりは、これらの講師が参加したパネルディスカッション。「子どもと地域の未来」について討論し、「これから大事になるのはIQ(知能指数)ではなくHQ(人間力指数)、つまり『地頭』の強さ。森林などで五感をフルに使った原体験をすると、地頭が鍛えられます」という尾木さんの発言には会場が沸きました。

これからの国際社会を生き抜くために、新しい価値を創造する力を養う教育が求められています。素地となる幼児期の自発的な活動(遊び)を育む豊かな環境として、森林などの自然環境の刺激や仲間との触れ合いが、大切だといわれています。

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