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18・8・18玉原パトロール報告①「アサギマダラ」

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アサギマダラ

 

 群馬・玉原高原の夏はさまざまな動植物が見られます。今回は、玉原の自然をチョウを中心に2回に分けて、古見滿雄さんに報告していただきます。

 玉原では渡りをする蝶のアサギマダラが確認できます。例年5月下旬に南からやって来て、食草のイケマに産卵し、8月には成虫になるのです。
 タテハチョウ科の大型の蝶ですが、そろそろ沢山ゲレンデに集結しているのかな?と入山しました。ゲレンデにはアサギマダラの好物のヨツバヒヨドリが沢山咲くのです。

 今までの暑さは何処に行ったのか?さわやかで秋の気配さえ感じられます。鹿俣山ルートから入山、お気に入りのブナは堂々と迎えてくれました。

ゲレンデから玉原湖

ゲレンデから玉原湖

 鹿俣山頂を経てゲレンデ最上部に取り付きましたが、そこでは予想通りにヨツバヒヨドリが満開でした。しかしアサギマダラの姿は一頭も確認できません。標高1400m付近まで下って、やっと確認でした。10数頭確認できましたが、全て玉原生え抜きの様で、北部の山々から玉原に集結するのは、後少し先の様子でした。

 傷ついていないきれいな新品です。この蝶の生活の特長は、食草がアルカロイドを含む毒草のイケマです。また大好きなヨツバヒヨドリの蜜にもアルカロイドを含んでいるのです。すなわち毒を体に取り込んで、外敵から身を守っているのです。

 数年前に、赤城自然園でマークされました個体が、奄美群島の北部にある喜界島で確認されました。温暖化で越冬する地域が北上しているとはいえ、これから長い渡りに向かうわけです。この蝶のパワーの源はアルカロイドかもしれません。この子達の子供が、また玉原にやって来るのを期待しましょう。

 古見満雄

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ヨツバヒヨドリ

 

群馬県自然保護指導員 国有林野保護監視員
Nacs-J 自然観察指導員 森の博物館玉原楽迎員
利根沼田自然を愛する会 副会長

アサギマダラ(雌)

アサギマダラ

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