緑の情報アラカルト
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鳥の声を奏でるバードコール 

バードコールを知っていますか? 金属製のボルトを木材(枝や角材)の中へねじ込み、回転させた時に出る鳥の声のような音を楽しみます。簡単にできる木工作の一つとして人気があります。先週末、そんなバードコール作りに参加させてもらいました。

 

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●枝とボルトの組み合わせで作られたバードコール

材料は、手で握りやすい太さ2~3cmくらいの枝(角材でもOK)と、そこにねじ込む太さ5mmほどの金属ボルト(丸かんねじ等)です。枝をのこぎりで5cmくらいに切り、切断面の真ん中にドリルで小さな穴を開けて、そこへボルトをねじ込みます。ボルトを回しながら出し入れを繰り返すと、やがて「キュッ」「チッ」といったきしむ音がしてきます。うまく音を連続させると、「キュキュキュッ」「チチチッ」と鳥の声のように聞こえます。摩擦音を出しやすくするため、ボルトに松やにやチョークの粉などを塗っても良いようです。繰り返しの回数や微妙な力加減によって、たくさんの音色を出すことができます。

 

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●ボルトの部分にはめ込んだ板に、絵を描いてみるのも素敵です

ボルトの丸い部分に、きれいな紐を付けて持ちやすくしたり、板をはめこんで好きな絵を描いたりするのもお勧めです。枝や板にはやすりをかけて、切断面を滑らかにしておくと安全ですね。

 

歴史的にバードコールは、こうした音で鳥を寄ぶための狩猟具として使われ始めたようです。笛や口笛で、鳥を呼ぼうというのと同じ発想ですね。好奇心を抱いた鳥が寄って来るからと、バードウォッチングに使われることもあるようです。市販品も売られています。でも、こうした鳥の声に似た人工音は、鳥にとっては警戒の対象ともなり、繁殖期には営巣を放棄する原因になりかねないとの指摘もあります。野外で使うことは避け、鳥と一緒にいる気分を屋内で楽しむ道具と考えるようにしたいところです。

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