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販路拡大に挑戦する北山丸太

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●北山丸太を使ったベンチ

京都市郊外で、枝のないまっすぐな幹を持つ姿に育てられる北山杉。その北山杉を伐採して得られる北山丸太は、和風の伝統的な建築用材として茶室などに用いられてきました。しかし、和室の減少や建築様式の変化に影響されて、近年では需要が落ち込んでいます。その需要を伸ばそうと、様々な新規用途の開拓がなされており、1月30~31日に東京ビックサイトで開かれた木材製品展示会「WOODコレクション2018」でも紹介されていました。

 

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●北山丸太を使った現代風「織部床」

目をひいた一つが、きれいに磨かれた北山丸太を使った「ベンチ」です。丸太2本を平行に配置し、座面と背もたれに使ってあります。座面を削ったものも、削っていないものも選べるようです。削られた部分には美しい木目がのぞいていました。柱のように立った状態で見ることの多い北山丸太を、横にして座ってしまおうという発想がとても新鮮に感じられました。割った丸太を洋室の壁に後付けして使おうと、掛け軸や花器などを飾れるようにした現代風の「織部床」や、ガラス板と組み合わせた「違い棚」なども提案されていました。マンションの一室に、こうしたインテリアを加えれば、一気に和の雰囲気が漂う空間になりそうですね。このほか、北山丸太を並べてパーティションにしたり板状の材として壁を飾ったり、さらには家具やランプシェードなどの小物に加工した製品も製作されているそうです。

 

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●北山丸太を加工したランプシェード

伝統的で優美な北山丸太は、木肌が波状になった「絞り丸太」も、木肌が滑らかな「磨き丸太」も和の趣きと歴史の重みを感じさせてくれます。昔ながらに床柱などの建築用材として利用する際は、プレカット加工した北山丸太を使うことも可能です。現場での作業効率が高まり、コスト削減にもつながるようです。北山丸太が、現代風の用途も含め、広く使われていくようになれば良いですね。

 

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