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ハクサンボクの赤い実

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●ハクサンボクの赤い実

森林文化協会の事務局からほど近い浜離宮庭園で今、ハクサンボクの実が赤く色づいています。海岸から標高500mくらいまでの暖温帯林に自生する常緑低木で、広めの葉はやや厚くて光沢があります。いわゆる照葉樹の一つに数えられ、「山照らし」の名で呼ばれることもあるそうです。庭木にも使われるようなので、ここの木が自生か植栽か区別がつきませんが、育つことのできる北限に比較的近いのは間違いなさそうです。

 

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●ハクサンボクの白い花

この木の花を見つけたのは4月下旬でした。白い小さな花が集まって、大きな散房花序となっていたのですが、その時点では何という植物なのか、わかりませんでした。きれいな花ですが、ちょっと独特のにおいがあり、そうした特徴を手掛かりにハクサンボクという名前にたどりつきました。7月頃から実に赤みがさし始めましたが、真っ赤に染まってきたのは秋も深まってからですので、半年かけてこの色にたどりついたわけです。

 

ハクサンボクという名前の由来ははっきりしません。石川・岐阜県境の「白山(はくさん)に生えると誤認された」と書かれた図鑑やサイトもありましたが、このような照葉樹と白山を結び付けるのはかなり唐突な印象です。今年、興味を持って眺めてきた植物なので、命名の真相を知りたいところです。

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