ブックガイド

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●「読む」植物図鑑 樹木・野草から森の生活文化まで vol.3 vol.4

川尻秀樹著 全国林業改良普及協会 各本体2000円+税

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森を歩くとたくさんの樹木や山野草に出合う。名前だけでなく、どんな特徴を持つのか、人々の暮らしとどう関わりがあるのかを知りたくなるが、そんな時にこの「『読む』植物図鑑」が役に立つことは以前に刊行された正・続2巻を読んで感じていた。待望のその続編が、2冊同時に刊行された。vol.3には新たに75項目、vol.4には90項目が取り上げられており、図鑑としての幅はいっそう広がったようだ。

%e3%80%8c%e8%aa%ad%e3%82%80%e3%80%8d%e6%a4%8d%e7%89%a9%e5%9b%b3%e9%91%914s 著者は岐阜県立森林文化アカデミー副学長で、紹介された内容は同県に関わる話題が多い。例えば白川村では腰に付ける籠類を「ヘンコ」と呼び、薄いテープ状にしたカエデの材で編む。このあたりは編み材として一般的な竹を入手しづらく、カエデで代用している。自然の特性を見極めた先人たちの知恵が、ここに伝えられている。(輪)

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