ブックガイド

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●コーヒー豆を追いかけて

原田一宏 著 くもん出版 本体1400円+税

環境・貧困の解決策は身近にある

コーヒー豆は熱帯や亜熱帯で広く栽培され、世界中に輸出されている。だから、コーヒー豆がどのように栽培・収穫され、私たちの手元に届くのかをたどると、地球上のいろいろな問題が見えてくる。%e5%86%8d%e7%b8%ae%e5%b0%8f%ef%bc%89%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%92%e3%83%bc%e8%b1%86%e3%82%92%e8%bf%bd%e3%81%84%e3%81%8b%e3%81%91%e3%81%a6

主に東南アジアの熱帯林に何度も足を運び、森とそこに暮らす人々を研究している著者が、これまでの調査で得た体験談やハプニングを、論文とは違う軽妙な文章で分かりやすく紹介した。

前半は、コーヒーと人間の歴史、様々な飲み方、植物としてのコーヒーの性質など、意外と知らない「コーヒー学」が軽妙に進む。カップ片手にゆったりと読み進めると、やがて視点は地球温暖化や貧困の現状に。熱帯林の乱開発と地球温暖化との関係や、自然環境の改変が人々や野生動植物の行き場を奪うことを説明。熱帯林や人々の暮らしを守りながら生産を続ける仕組みづくりの大切さを訴える。

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