ブックガイド

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●スイス林業と日本の森林 近自然森づくり

浜田久美子 著  築地書館 本体2000 円+税

book%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%82%b9%e6%9e%97%e6%a5%ads「どちらも」を目指す森づくり

 

スイスはアルプス連峰がそびえる山国であり、森林率は日本の半分以下の30%ほど。かつてはトウヒやモミの針葉樹の一斉人工林だったが、針広混交林に移行したことによって、豊かな林業が成立しているといわれる。きっかけは1980年代から90年代に頻発したハリケーン被害とその後の病虫害被害。「単一樹種では生き残れない」という認識が広がり、「針葉樹も広葉樹も」「環境も経営も」というように「どちらか」ではなく、「どちらも」を目指す森づくりにつながったのだという。

 

スイス林業を理解する上で重要なのが、「近自然森づくり」の考え方と、現場を指揮するフォレスターの存在。スイス人フォレスター、ロルフ・シュトリッカー氏への取材を通してそれらを解説し、日本国内の動きを紹介している。

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