ブックガイド

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●国立公園論 ―国立公園の80年を問う―

国立公園研究会・自然公園財団 編  南方新社  本体1800円+税

%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e8%ab%96s1931年に誕生した日本の国立公園制度は、ほぼ1世紀近くを経て、国土面積の5.8%に及ぶ自然豊かな地域を、この制度のもとに収めてきた。当初は風景保護を主目的に、観光による地域振興や外国人観光客の誘致による外貨獲得を意識したものだったが、戦後には自然保護の中核的制度としての意味合いが強まった。現在では国立公園をめぐる情勢はさらに複雑化しており、数多くの課題も指摘されている。

 

この本は問題意識を持った関係者が、『国立公園』誌に2014年から2年余りにわたって連載した内容をまとめたもの。保護と利用という時に対立しうる目的を課せられた国立公園の、新たな姿を考える貴重な素材となりうるだろう。

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